2023/02/01 22歳の原点ノート「繋がり」
日記が後回しにする様に成った。
時には、Spoonの作業配信に入って書こうと試みる。
一向に進まない。
やる気が生まれないまま、配信を転々とし時間を潰した。
最終、行き着いたのはチャットの作業部屋。
ようやくこうして書き始める気に成れたのだ。
これはチャットによる効果では無く、単純に人の声が無くなったからだろう。
ずっと一人で向き合ってみるべきか?
多分、無理だろう。
きっと飽きが来てしまう。
それでもやってみるべきか?
分からない。
正解なんて分かる訳が無いと、とっくに知っている筈だ。
どの方法を取ろうが、書けば正義なのだ。
今までも同じ様に気が付いて、その度に忘れているだけでは無いか?
もう良い。
今書き始めた事、これは正義だ。
忘れるな、作業中に人の声は聞くな。
今は文字でも記しているのだから、忘れ辛く成っている筈だ。
日記の修正作業が朝の六時まで掛かってしまった。
これは今日の日記と同じく、配信を聴きながらやってしまったからだ。
この時点で、”人の声は作業の害である”事に気が付くべきだった。
それから七時間後の、一三時にアラームをセットする。
予定通り目を覚ますが、一五時の待ち合わせまで時間が有る。
それを言い訳に二度寝する。
予防線として、一時間前と一〇分前にもアラームをセットしていた。
一時間前。
そろそろ起きなければと言う気持ちに成る。
それから一五分後、流石に動き始めた。
ギリギリまで動かない自分にストレスが溜まる。
道理で会社員に向いていない訳だ。
シャワーを浴びて髭を剃る。
毛の処理をして風呂を上がる。
最近風呂が長くなってしまう。
シャワーを浴びた後お湯を止め、寒さを感じるのが怖いのだ。
それは夜の湯船でも同じだ。
意識するだけで改善出来るとは思っていない。
入る前にアラームをセットしよう。
明日から実行だ。
運動服の上から私服を重ね着すると、ラケットを持って家を出る。
受付で金額を支払い、コートを目指す。
既に到着していると連絡が入った。
待機室を覗くと女性がいたので声を掛ける。
「ジモティーで募集したTKです」
彼女は”なりさん”と呼ぶ事にしよう。
少し化粧が濃い目だが、歳が近そうだ。
いくつか話題を振ってみる。
ハッキリとして賑やかそうな性格に見えるが、初対面だからお淑やかな対応をして呉れている様に思える。
全然上手く話せない。
次々に話題を振れば良いのに、質問が出てこないので間が空く。
それでも彼女は気不味そうな雰囲気を出す事は無かった。
時間に成り上着を脱ぐと、直ぐにコートに入る。
最初の数球で、彼女の実力を何となくだが感じ取った。
想像していたよりも、ちゃんと球が返ってくる。
ちゃんとした乱打が出来ると、それだけで楽しく成ってきた。
逆クロスをしましょう!正クロスをしましょう!サーブをしましょう!
あまり練習内容を決めていなかったが、率先して声を掛けてくれた。
やはりハッキリとした人だ。
最後に試合をする。
女性からしたら手を抜かれるのは嫌だろうか?
そう考えるとむやみに甘い球は返さなかった。
僕は楽しかった。
彼女はどう思っただろう?
コート整備をして、服を着直す。
今後の参加について尋ねてみると、やはり人数は欲しい、との事だった。
すると、なりさんの方でも募集を掛けてくれる事に成った。
帰り道少しだけ話して別れた。
家に帰った後、なりさんから”今日はありがとうございました”と連絡が入る。
僕は返信の前に、ジモティーの募集内容を調整して再投稿する。
これで多少検索に掛かり易く成る。
お疲れ様から始まり、宣伝のお礼、そして再投稿した事を伝え、”今後もよろしく”と送信する。
水を持っていくのを忘れていた為、帰った後の梅酒が染みた。
麻婆豆腐を作りたいが米を炊く気力は無い。
閃いた。
袋麺を茹でる。
スープパウダーを器に出しておいて、お湯を沸かす。
茹で上がった麺を笊に流して放置。
フライパンをコンロに置き、麻婆豆腐を作る。
スープをお湯で割り、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
麺をそれに馴染ませて、上から麻婆豆腐を垂らす。
二重とろみ麻婆豆腐味噌ラーメンの完成だ。
それなりに美味かったが、味噌のスープは味がしっかり出ても特別美味しいものでは無い。
これなら素麺に麻婆豆腐を掛けるか、スープを少し減らす方が良かったかも知れない。
とろみが加わって腹に溜まった気がするので悪くは無い。
半額で買った鶏胸肉とビスケットを冷凍庫に敷き詰める。
配信でカレーの話が浮上したので、食べたく成った。
明日、鶏胸肉を一つ使ってカレーを作ろう。
もう一つ配信で覚えている事が有る。
アート的活動をしている人の作業配信だ。
彼は”文字から生活を連想する”と言う事を考えていた。
”文”の囲われた逆三角形がデパートで、住居が左払いの上に有るのだ。
家からデパートが近くて楽そうだ、と彼は言った。
そして、”TKさんは何の文字に住みたいですか?”と聞かれる。
考えた。
僕が出した答えはこうだ。
”人”。
上の方が僕の家。
間の所がデパート。
二本の分かれ道は続いている。
選択肢は多過ぎ無くて、多い。
必要最低限が近くにあって、旅に出ることも出来る。
それを伝えると彼は嬉しそうだった。
旅の方向が左右どちらでも選べるのも良い、と彼は言った。
しっくり来たのでそれも加えて良いだろう。
少し気が合った様で嬉しい。
だが、作業と風呂の時は邪魔に成るので要注意だ。