2023/01/26 22歳の原点ノート「嫌になる」
毎日寒過ぎて嫌になる。
一〇時のアラームがストレスに感じ始めた。
動き出せずに二度寝した。
次に起きたのは一四時。
そこからスマホを弄り始めると止まらない。
一七時に成った。
布団を捲ると外は暗い。
起きたら直ぐ、電気を点けるという思考には至らない。
それが出来れば目が冴える切っ掛けに成るかも知れない。
前に意識した事はあったが忘れてしまっていた。
もっと意識しよう。
料理をしようとキッチンへ向かう。
豚ロースとピーマンを細く切って鍋に入れる。
オリーブオイルの容器を傾けるが流れてこない。
寒さで固まっていたのだ。
ボトルを凹ませるとゼリー状の油が垂れてくる。
鍋の中身がある程度炒まった所で、八分の一のキャベツを刻んで加える。
また明日も野菜炒めが出来る。
火が通ったら、そのまま箸で掴んで食べた。
食べ終えた後鍋を洗わず水を注ぎ、沸騰させる。
インスタントの味噌ラーメンを作る。
食べ終えたら、次は二枚の鶏胸肉を取り出し一口サイズに切った。
半分を天ぷらにして食べるつもりだ。
先に、残りの肉をジッパー付きの袋に分け、醤油と酒を流し入れる。
コンロ下からさらの天ぷら粉を取り出す。
粉が散らばった。
天ぷら粉の袋の中心に空いた穴。
間違いない、鼠だ。
急に怒りがやってきて、思い切り流しの下の戸を蹴った。
バキッと音がした。
焦って確認するが、外傷はほぼ無い。
それにしてもイライラする。
寒かったり、油が凍っていたり、袋が破られていたり。
あの鼠をぶち殺してやりたい。
又その事について考え無ければならない、と嫌に成る。
ゴミ箱の上で、齧られた箇所を堺に天ぷら粉の袋をハサミで切る。
三分の一以下に成ってしまったが、一食はこれで充分だ。
鶏天もあまり上手く出来なかったが、食べ終えた。
シャワーを浴び、出る時また寒さにイライラする。
今からアミコに行っても大した作業は出来無いだろう。
昨日ようやく仕事らしい仕事が始まったのに、次の日にはこれだ。
熱の冷める速さに嫌に成る。
それからも遊び続けた。
深夜が過ぎる前に日記の仮投稿だけ終わらせた。
これから編集で中身を作らないといけない。
深夜三時までに終わらせる気持ちがあった筈なのに、今日は駄目だ。
深夜二時に湯船に浸かった。
今日、せめて何か出来ないかを考える。
健康保険の一月から三月分、賃貸の契約更新、働いていた時の最後の町民税?の支払い表が届いていた。
支払い期日が今月末までのものと、3月末までのものだった筈だ。
風呂を出た後確認する。
賃貸の契約更新について、以前理解出来ていなかったが今思い出した。
家主と管理会社に一万ずつだと言っていた。
支払い表と一緒に置いてあった十万を財布に入れて、家を出た。
コンビニ店員に渡すと、合計で一〇四,九〇〇円の額が表示された。
曖昧にしていた収支にも目を向け無ければならない。
ついでにチョコ菓子とポテトチップスを購入し、部屋に戻る。
梅酒をお湯で割り、菓子と一緒にゆっくりと味わった。
ラジオ配信アプリのSPOONで”作業”と検索し、吟味して部屋を選ぶ。
誰かと作業をするとやる気が上がる、とか信じている訳では無い。
MVの有る音楽を流すと画面が気になるし、聴きたい曲が浮かんだらそっちに意識が行ってしまう。
何年も続いたままのBGM LIVE配信も有るが、毎回それを開いていると飽きが来る。
趣向を変えてみるのも必要だと思うからこうしているが、良いとは言い切れない。
根気強くBGM LIVEで固定してしまうべきなのかも知れない。
正解など、見つかっていない。
今朝の事を思い出す。
もうこれは背に腹は代えられ無い。
暖房を付けよう。
だが、恐らく今日は寝るのが遅くなる。
明日、ちゃんとした時間に寝られる準備が出来た上で、初めての暖房を付けよう。
今日は早速、読書の習慣も破ってしまった。
今鼠が降りてくる音がした。
もう一度、今度は加減して流し下の戸を蹴った。
「ぶっ殺すぞ」
反応は無かったが、もうこれで気が済んだ。
明日から頑張ろう。