2023/01/17 22歳の原点ノート「頭」
寝る時間が少し遅れた。
炊飯器のタイマーを朝の九時に変更する。
電気を消しソファーベッドに潜った。
体のあちこちに痒みを感じる。
やはり金属アレルギーなのだろうか?
ムヒ塗ると掻きむしる事は無く成る。
だが、今は傷口に染みる痛みを味わいたく無かった。
ソファーベッドからは掛けた布が離れていく。
壁と背もたれの裏で挟んであったのが外れていた。
引っ掛かりが無ければ滑り落ちていくのだ。
挟み直せば良いものを、落ちる度に引き寄せ、騙し騙し過ごす。
だが、今は寒さを感じたくなかった。
僕の間抜けな所だ。
解決方法があっても面倒臭くて動けない。
そうしていると次第に眠気がやってくる。
一方、頭の中では妄想が膨らんでいた。
頭を使っていると眠れない。
思考を止めれば良いものを、今はその考えを続けたかった。
時間が経ち、やがて踏切の音が聞こえてくる。
五時ぐらいだろうか?
そこでようやく決心する。
僕は立ち上がり、光を目に入れないように部屋の照明に手を伸ばした。
布団と毛布を壁とソファーで挟み、直ぐに電気を消す。
暗闇の中、横に置いてあったムヒを手に取り、体中に塗りたくった。
染みる痛みは一瞬で、直ぐに皮膚の感覚が麻痺する。
そのまま毛布の中に包まると、刺激の有る香りで充満した。
その後すぐに眠りに就く。
一〇時のアラームは当然スルーする。
次に目が冷めたのは一二時。
思いの他早く起きられた事に安心する。
ただ頭の中だけが休まっていない様でもやもやする。
目を瞑ってじっとしていたから、目や体は疲れていない。
不思議な感覚だ。
炊飯機には炊けてから三時間の表示がされている。
肉じゃがを温め直し、ご飯と一緒に頂く。
やはり美味い。
食器を片付けると、シャワーに向かった。
玄関に国民年金の払込票が落ちている。
免除申請の後、届いても支払わなくても良い、と忠告されたものだ。
服を着替える。
前回古着屋で買ったパターン柄の青シャツに緑のジャケットを羽織る。
それに合わせて、買ったパンツはまだ乾き切っていない。
代わりに茶色のパンツを合わせてみると、意外にマッチしている。
むしろこっちの方が良いかもしれない。
PCを持って、家を出る。
前回使用してから充電するのを忘れていたので、図書館の社会人コーナーを利用しよう。
コンセントが無料で使えるスポットだ。
受付に用紙を提出してから、二時間の制限が有る。
おまけに、周りが静かでタイプ作業がし辛いので、普段はあまり利用しない。
席を確保すると充電を開始する。
PCを開くと、はてなブログが表示されている。
アイコンを設定していない事が気になった。
今日は、アイコン制作をしようと決めた。
ふと、はてなブログのコマンドを弄っていると、アカウントが三つまで作れるようだ。
今書いている日記のアカウントには、始めた当初書いていた小説が混じっている。
用途に合わせて、三つのアカウントを使い分けよう。
今書いているアカウントをを”zxcvbnmTKの日記”と改名し、その他は同様に”zxcvbnmTKの小説”と”zxcvbnmTKのブログ”と名付けた。
小説に関しては、手が止まっている”宇宙薬”を書き直してから再投稿する。
また、一話ごとに区切りが付けてから更新する方針に切り替える。
ブログに関しては、自分が趣味について記事などを投稿しようと思っている。
例えば”2022年個人的に良かったMCバトル5選”という感じだ。
あらゆる創作に手を出していく中、このサイトで出来ることは多い。
軽く概要欄などを追加してから、アイコンの制作に移る。
完了後アイコンに埋め込んでみると、失敗だった。
タイトルとURL、本の写真を加工したものではインパクトが薄い。
何より、アイコンの拡大機能が無いためタイトル以外読めなかった。
最初に確認しておくべきだった。
これは、Twitterを始めた時の宣伝用に回すことにしよう。
とりあえずアイコンは自作の人物イラストに変えておいた。
充電が完了したので、四Fに移動する。
最近良く見かける高校生が溜まっている。
僕と同じように、良い穴場を見つけた、と思っているのだろう。
彼らは勉強をしているものの、陽気な生徒が周りに話題を振りまくる。
会話が一切止まずに飛び交っている。
彼らがいる時はここでの作業は辞めておこうか、とも思い始めた。
結局、閉館の時間まで彼らの声を聞きながら作業した。
頭が晴れない。
穴場を荒らされたから、アイコンが無駄になったから、もしくは、昨日の夜考えすぎたからだろうか?
家に帰って、料理を始める。
肉野菜炒めを作ると決めていた。
米を研いで、炊飯のスイッチを押す。
具材をすべて取り出し、硬いものから炒めていく。
なんだか手際が悪い。
仕舞いにはピーマンを入れ忘れていた事に気がつく。
夕食を済ませ、湯船に浸かる。
風呂を出たらようやく日記に取り掛かる。
やはり、文章も進みが悪い。
頭が働かない。
書き初め、僕は一晩考えていた事を書き記そうとした。
どうも上手く纏まら無くて、時間が過ぎた。
とりあえずメモにペーストしておこう。